トップランナーからのメッセージ

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  • 上田 誠仁前監督(山梨学院大学)
  • 川内 優輝選手(あいおいニッセイ同和損害保険)
  • 【大八木 弘明総監督(駒澤大学)】

    大八木 弘明総監督

    ランナーの皆さま方におかれましては、2024年香川丸亀国際ハーフマラソン大会に向けてトレーニングにお励みのことと思います。日頃より、ご声援をいただき感謝申し上げます。
    駒澤大学陸上競技部は、今回も記録に挑戦すべく準備を進めているところです。本学は、2014年に村山 謙太(現旭化成所属)が当時の日本学生新記録をたたき出し、また、前回大会では篠原 倖太朗が先輩である山野 力(現九電工所属)の記録を30秒近く上回る1時間00分11秒の日本学生記録を大幅に塗り替えた大会です。
    多くの学生が自己記録を更新し、縁起がよく相性の良い大会でもあります。エリートランナーに限らず、市民ランナーの方々にとりましても走りやすく記録が狙えますので、ぜひとも、自己記録の更新にチャレンジしてはいかがでしょうか。
    今回は沿道の応援も一段と賑やかになると予想されます。その応援を背に本学の選手たちともに同じ風を受けて同じゴールを目指していただけることを願っています。
    最後になりましたが、2024年第76回香川丸亀国際ハーフマラソン大会ご成功を心よりご祈念申し上げます。

    <参考>

    大八木弘明(オオヤギ ヒロアキ)1958年生まれ、福島県出身
    駒澤大学陸上競技部総監督
    福島県立会津工業高等学校から実業団を経て駒澤大学経済学部卒業
    駒澤大学時代には箱根駅伝に3度出場し、2度区間賞を獲得
    卒業後はヤクルトで選手兼コーチとして活躍した後、1995年度から母校のコーチに就任し、低迷していたチームを「平成の常勝軍団」に育てた
    駒澤大学コーチ就任からから2022年度まで、学生三大駅伝で通算27勝を記録
    ※2022年度には学生三大駅伝の三冠を果たす
    2023年1月の箱根駅伝を最後に、監督を教え子の藤田敦史ヘッドコーチに譲り、2023年度から陸上競技部総監督としてOB選手や学生のトップ選手を指導している
    〇指導した選手
    藤田敦史(前出)、前田康弘(國学院大監督)、松村拓希(東京国際大コーチ)、村上和春(東京農大コーチ)、治郎丸健一(拓殖大コーチ)等の大学現役指導者や、中村匠吾、星創太(富士通)、村山謙太(旭化成)、田澤廉(トヨタ自動車)などの選手を多数指導している。

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    【上田 誠仁前監督(山梨学院大学)】

    上田 誠仁監督

    全国のランナー・ジョギング愛好家など、走ることに生きがいと楽しみを求めておられる皆様こんにちは!山梨学院大学陸上競技部顧問の上田です。
    私は、1959年に香川県善通寺市(弘法大師が建立した善通寺があります)生まれで、地元の尽誠学園高校を卒業するまでの18年間と、順天堂大学を卒業後の4年間(1982年~1985年)の教員生活を過ごした讃岐人でもあります。
    教員生活初年度は愛媛県との県境にほど近い三豊工業高校(棒高跳びで全国に名をはせています)で非常勤教員からスタートしました。その後3年間を、瀬戸内海の丸亀と岡山県の中間点に位置する、本島(丸亀市立本島中学校)の教員を務めさせていただきました。
    日々船で30分ほどかけての通勤は、瀬戸内の島々と四季折々に色合いを変化させる瀬戸内海の景色に心癒される日々でした。今でも青空を反映したような波穏やかなる紺碧の海や、夕日に映えて朱色にきらめく瀬戸内海が瞼を閉じれば浮かび上がります。

     もう一つ忘れてはならない讃岐人としての思い入れは“讃岐うどん”です。
    香川県が“うどん県”を宣言するほど県民食としてだけではなく、もはや全国の方々が“うどん県”というだけで香川を認識していただけるようになっている現状は、讃岐人として誇りであります。
    うどんを語るならば、一晩語り明かすほど熱い気持ちはあるのですが、ここでは香川丸亀ハーフマラソンについて語らせていただかなければなりません。とはいうものの、うどんと香川丸亀ハーフマラソンの関係について、讃岐人のひいき目で語らせていただきたいと思います。

    うどんは小麦の栽培が必要となってきます。讃岐は瀬戸内海気候といって年間降水量が少なく日照時間が多く温暖であることが特徴です。日本一県土面積が狭く、コース途中に見えるご飯を大盛りにしたような飯山(地元では讃岐富士と親しまれている)を囲むように緩やかに広がる扇状地では、古より水不足にあえぐ農民にとって小麦の栽培は不可欠でした。
    それともう一点。
    平坦で穏やかな海岸線では、海水を引き込み蒸発させて塩を製造する独特な製法の塩田が海岸線に連なる風景は、幼少のころまでは見慣れた景色でした。このことから、香川丸亀ハーフマラソンのコースは、高速でものんびりでも、ゆったりでも対応できる緩やかな扇状地に平坦な海岸線を走り抜けるコース設定となっております。さらに、穏やかな瀬戸内海気候がサポートするランナー垂涎のコースとコンディションなのです。
    そして忘れてならないのはうどんのだしの素となる“いりこ”は波穏やかな瀬戸内海で捕れています。滋味あふれる“いりこ出汁”に浮かんだ純白の讃岐うどんは、腰が強くのど越しが良いところが身上です。
    香川丸亀ハーフマラソンはうどん出汁のように滋味あふれる地元の方々の温かい声援を受け、地元名産の丸亀うちわで追い風を受けるように走れるホスピタリティーにあふれています。
    粘り強くコシの強い讃岐うどんのように、前半から後半迄変わらぬスピードでつるりと食べきる讃岐うどんのように、完走を目指せる風土とコース設定になっているところが魅力だと思っています。

    私が中学高校生のころ県内の大会として開催されていた香川マラソンが、世界を舞台に戦おうとする実業団や学生競技者がハイパフォーマンスを発揮する世界水準のハーフマラソンコースとして開催されるようになりました。そして、全国から多くのランニング愛好家の皆さんが集う大会となったことは心から嬉しく思います。ぜひ讃岐うどん県にご来県いただきました折には、お遍路さんをもてなす人情と瀬戸内と讃岐の味覚を味わっていただき、笑顔で走り抜けた大会の記憶のお土産を心に満載して、お帰りいただければと願っています。

    ※ 毎月1回web月間陸上にて「雲外蒼天」と題して2020年9月よりコラム連載中。
    今までにお経験や心に感じたこと、思いなど心のままに綴っています。ご一読下さい。

    <参考>

    上田誠仁(ウエダ マサヒト)1959年生まれ、香川県出身。
    山梨学院大学スポーツ科学部教授 関東学生陸上競技連盟駅伝対策委員長
    香川県善通寺東中学:2000m日本中学新記録樹立
    尽誠学園高校:全国インターハイ50002位(大会新記録)、ハーフマラソン日本高校最高記録樹立
    順天堂大学:2年時より3年連続箱根駅伝の5区を担い、2年時と3年時に区間賞獲得、2度の総合優勝に貢献
    卒業後、香川県内の高校・中学教諭を歴任。1983年日本選手権5000m2位、1984年世界クロスカントリー日本代表
    1985年に山梨学院大学陸上競技部監督に就任と同時に創部
    1987年創部2年目で箱根駅伝初出場
    1992年創部7年、出場6回目で箱根駅伝総合優勝を達成。以降出雲駅伝5連覇、箱根駅伝総合優勝3回、世界選手権マラソン銅メダリストの尾方剛(広島経済大学監督)をはじめ、中村祐二・大崎悟史・井上大仁等、オリンピック代表選手を述べ6名輩出
    2019年に駅伝監督を後進に引き継ぎ、現在は陸上競技部顧問・中距離コーチ
    2020年日本選手権800m瀬戸口大地が優勝、2023年日本学生選手権800m北村魁志が優勝

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    【川内 優輝 選手】

    上田 誠仁監督

    今回も香川丸亀国際ハーフマラソンに招待選手として出場します。
    丸亀には海外選手、実業団、大学生、強い市民ランナーと色々な速い選手達が集まってきます。 また、コースも2ヶ所の跨線橋以外はほぼフラットなので涼しい気候と合わさって記録が出やすいコースです。

    私も過去に2回も丸亀で自己記録を更新しました。
    前回大会でも丸亀でシーズンベストの走りができたことで3週間後の大阪マラソンで人生2度目の2時間7分台のタイムで走ることができました。 今年も同じ流れで丸亀で好記録を出して、大阪の好結果に繋げたいと思っています。

    丸亀は折り返しコースなので、日本や世界のトップ選手達とすれ違えます。 また、前途有望な大学生など、「未来の有名選手」ともすれ違える可能性が高いです。
    先日のシカゴマラソンでマラソンの世界新記録を出したKelvin KIPTUM選手も今ほど注目されていなかった2020年に丸亀を走っています。
    既に有名な選手から将来有名になる選手まで「同じレースを走ったことがある」「すぐ横をすれ違ったことがある」と言えるようになるのも丸亀にエントリーすることの魅力の1つとも言えるかもしれません。
    そして一生懸命走った後には美味しいうどんが待っているのも丸亀の魅力といえるでしょう。

    <参考>

    川内優輝(カワウチ ユウキ)1987年生まれ、埼玉県出身。
    あいおいニッセイ同和損害保険 所属
    埼玉県立春日部東高等学校を経て学習院大学法学部政治学科卒業
    学習院大学時代に関東学連選抜の選手として箱根駅伝競走に2度出場
    大学卒業後は埼玉県庁に入庁、2019年まで「公務員ランナー」として大活躍
    2011年、2013年、2017年2019年の世界陸上マラソン日本代表 ※順位はそれぞれ17位、18位、9位、29位
    2014年仁川アジア競技大会マラソン日本代表(3位)
    2018年ボストンマラソン優勝 ※通算30回目のフルマラソン優勝
    2019年4月より、プロランナーに転向
    2020年防府読売マラソンで、2時間10分秒で2位 ※フルマラソン100回目のサブ20というギネス世界新記録
    2021年最後の開催となったびわ湖毎日マラソンで、2時間7分27秒をマークし、33歳で8年ぶりにフルマラソンの自己記録を47秒更新
    【自己記録】
    ・ハーフマラソン 1時間02分13秒(2022年)
    ・マラソン2時間7分27秒(2021年)

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